栃木でのキャリアアップ!
看護師の目標の一つ認定看護師
看護師がキャリアアップを考える上で、認定看護師は人気の選択肢の一つです。
認定看護師とは、特定の看護分野の知識に精通しており、高度な実践スキルを有する看護師のことを指します。認定看護師になるには、5年以上の看護経験に加えて、認定看護師教育を600~800時間以上受け、そのうえで試験に合格することで晴れて認定看護師になれるんです。専門分野は、がん性疼痛看護や救急看護、集中ケア、感染管理など、多岐にわたります。
認定看護師の役割は、専門的な知識と技術に基づいた質の高い看護を提供するだけでなく、他の看護師が質の高い看護を提供できるように指導を担当することも。現役の看護師の指導・育成に携われる認定看護師は、あらゆる現場でとても重宝されますよ。同じ職場でキャリアを積み重ねることもできますし、もしも転職するとなったときも大きな強みとなる資格なんです。
助産師と保健師も人気の選択肢
看護師のキャリアアップの選択肢には、認定看護師のほかに助産師と保健師も挙げられます。助産師は、妊娠、出産、産後、そして新生児のケアまで、女性の一生に関わる重要な役割を担う専門職です。助産師になるためには、厚生労働大臣の指定する助産師学校または養成所を卒業し、国家試験に合格する必要があります。
助産師学校や養成所への入学資格は、主に看護師免許を取得していることです。つまり、まず看護師として一定期間の実務経験を積むことが、助産師への道の第一歩となるのです。近年では、病院ではなく自宅や助産院での出産を希望する女性も増えており、助産師の需要はますます高まっています。
一方、保健師は予防医療や保健指導、健康維持および増進に関わる職種であり、助産師との共通点は看護師の資格が必要な点です。看護師の資格を有したうえで、保健師国家試験に合格する必要があります。
保健師の大きな特徴は、求人の多くが自治体の施設で勤務する行政保健師であること。公務員として働けるため、安定した働き方を望む方にとって大きな魅力になるでしょう。
栃木でずっと働くなら教育体制に注目
栃木県でキャリアアップを図りたい看護師は、教育体制が充実している医療機関で働くのも良い方法です。一つの例として、栃木県下野市にある「自治医科大学附属病院看護職キャリア支援センター」では、チーム医療に貢献できる人材の育成を目指す病院長直属の組織として2010年に設立。独自のキャリアパス「J-ARISE」を用意し、看護師のキャリア形成をサポートしています。
このほかに、国際医療福祉大学 大学院の大田原キャンパスでは、働きながら学べるカリキュラムを提供。国際医療福祉大学グループの看護師は入学科免除制度や奨学金制度などを活用しながら、専門的な知識を習得できます。東京赤坂キャンパスでは、特定行為看護師養成分野をはじめとする大学院養成課程など、さまざまな講座を受講可能です。
このように、栃木県には教育体制が充実した機関が豊富にあるため、参考にしながらキャリアアップを目指してみてくださいね。